アスベスト含有が疑われる建材の種類と見分け方|目視調査の判断基準と調査対象一覧

アスベスト事前調査では、含有の可能性がある、あらゆる建材が調査の対象になります。

公共工事の実務では、内装塗料・壁タイル・人研ぎ石など、公的資料に明記されていない建材が調査対象に追加されるケースがあり、その種類は年々増えています。
分析業者の見解としても「可能性を追求すればあらゆるものが対象になる」という現実があります。

この記事では、実務で調査対象となる建材の種類・外観・判別方法を一覧形式で解説します。

  1. 前提条件:作業に必要な資格について
  2. 注意事項:このページについて
    1. 製造年月について
  3. レベル3:分類[石綿含有成形板等] 飛散性が比較的低い
    1. レベル3 部位別:屋根・外壁
      1. 化粧屋根スレート
      2. スレート波板
      3. 窯業系サイディング
      4. 金属系サイディング
    2. レベル3 部位別:天井・内壁
      1. ケイ酸カルシウム板第1種
      2. 石こうボード
      3. 化粧石こうボード
      4. 岩綿吸音板(ロックウール吸音板)
      5. 内装タイル
      6. 壁紙、ビニルクロス
      7. 木毛セメント板
      8. バーミキュライト仕上げ
    3. レベル3 部位別:床面
      1. ビニル床タイル(Pタイルなど)
      2. ビニル床シート(長尺シート)
      3. クッションフロア
      4. ビニル巾木
      5. 人研ぎ石
      6. 防水層・ルーフィング、アスファルト防水類
      7. 防水層・押えコンクリート下ルーフィング
    4. レベル3 部位別:設備・配管
      1. スレート配管
      2. ガスケット
      3. 配管フランジパッキン
      4. ダクトキャンバス
      5. ダクトフランジパッキン
  4. レベルなし:分類[石綿含有仕上塗材] 飛散性が比較的低い
    1. 外壁塗装・外壁塗材
    2. 内装塗材・内装塗装
    3. リシン吹付
    4. ゾラコート
  5. レベル2:分類[石綿含有保温材等] 飛散性が高い
    1. 配管保温材
    2. ケイ酸カルシウム板第2種
    3. 屋根用折板裏石綿断熱材
    4. 防音材・断熱材
  6. レベル1:分類[石綿含有吹付け材] 飛散性が著しく高い
    1. 吹付け石綿・吹付けロックウール
    2. 吹付けバーミキュライト・吹付けパーライト
  7. まとめ:この記事の概要
    1. 参考資料とガイドライン

前提条件:作業に必要な資格について

※アスベスト関連作業には、法令で定められた以下の資格が必要です。

アスベスト作業の必要資格
  • 事前調査の必要資格
  • 解体、改造、補修、改修、除去、封じ込め、囲い込み等の必要資格
    • 石綿作業主任者
      • 石綿が0.1%以上含有している物に関わる作業には選任が必要。
        (労働安全衛生法施行令第6条第二十三号及び石綿則第19条要約)
    • 石綿取扱作業従事者
      • 石綿使用建築物等解体等業務特別教育を受講した者。
      • 石綿作業主任者の指示のもとで作業を行う役割。
  • 産業廃棄物取扱いの必要資格
    • 特別管理産業廃棄物管理責任者
      • 建築工事のアスベスト作業においては『廃石綿等(主にレベル1、2)』の
        計画、管理、運搬、委託管理などをする際に必要。(現場ごとに必要な点に注意)
        詳しい区分→東京都環境局「特別管理産業廃棄物とは」

注意事項:このページについて

このページでは、公的マニュアルに要調査建材として記載されているものや、実際の現場で要調査箇所として指定された建材を掲載しています。

写真は例であり、サンプル用に一部編集しております。
なお、写っている箇所および建材が必ず石綿の含有、無含有を示すものではありません。
以下のような判別できない建材は、必ず試料採取、分析調査を行ってください。

書面調査、目視調査で判別できない建材の例
  • 図面や設計図書が残っておらず、製品名、メーカー名がわからない。
  • 建材に刻印やメーカー名の記載がなく、見ただけで特定できる情報が無い。
  • 竣工日が2006年9月に近く、2006年9月以降に製造された製品のみで構成されているか疑問が残る。
  • オーナーや管理者の「含有ではない」という発言のみで、書面などで裏付ける根拠がない。

最近では、下記の事例により、事前調査が厳しくなっている傾向があります。

  • 調査不要と判断した箇所を改修工事した後、含有が発覚した。
  • 要調査の仕様を見落とし、調査せずに工事を行ってしまった。

調査の際は、見逃がしなどが無いよう、発注者と密な確認を行ってください。

製造年月について

製造年月は、基本的に「一般的なメーカーの石綿含有の製品が製造中止になった時期」です。
全ての製品において、画一的に『石綿含有の製品が存在しなくなった』年代は確認できないことに注意してください。

※ 2006年(平成18年)9月1日以降に製造した製品については、全ての建材が無含有です。

レベル3:分類[石綿含有成形板等] 飛散性が比較的低い

レベル3 部位別:屋根・外壁

化粧屋根スレート

アスベスト要調査建材例:化粧屋根スレート 屋根の外観|施工管理ノート
屋根部に貼り付けられた建材
アスベスト要調査建材例:化粧屋根スレート 屋根の側面|施工管理ノート
パネル状の建材を貼り合わせている
アスベスト要調査建材例:化粧屋根スレート 屋根の近景|施工管理ノート
水上から水下へ流れるように重なる
アスベスト要調査建材例:化粧屋根スレート 屋根の近景 小型の板の折り重なり|施工管理ノート
コロニアルと言われることが多い
建材情報:化粧屋根スレート
  • 建材名:化粧屋根スレート
  • 呼称、俗称:コロニアル、スレートなど
  • レベル:3
  • 特徴:板状、硬め、小型の板が折り重なっている
  • 主な使用部位:屋根
  • 主な用途、目的:防水、断熱、デザイン性、軽量化
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2004年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:マイナスドライバー、ケレン、ペンチなどで割り取り
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:釘を抜いて原形のまま外す。ケレンやバールなどで剥がし取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:化粧屋根スレート下に防水層、ルーフィングシートなどがある場合、それらも含有可能性有り

スレート波板

アスベスト要調査建材例:スレート波板 スレート波板屋根の駐輪場|施工管理ノート
屋根に張られた波状の板
アスベスト要調査建材例:スレート波板 スレート波板屋根の近景|施工管理ノート
黒~灰色が多く、主にフックボルトで止まっている
アスベスト要調査建材例:スレート波板 スレート波板屋根の裏側|施工管理ノート
裏側 硬く、石のように割れる
アスベスト要調査建材例:スレート波板 スレート波板外壁の建物|施工管理ノート
壁面で使われていることもある
建材情報:スレート波板
  • 建材名:スレート波板
  • 呼称、俗称:スレート、波板など
  • レベル:3
  • 特徴:板状、とても硬い、石のように割れる
  • 主な使用部位:外壁、屋根
  • 主な用途、目的:錆びない、腐らない、高耐久
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2004年)、図面など
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:マイナスドライバー、ケレン、ペンチなどで割り取り
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ボルト、釘を抜いて原形のまま外す。バールなどで割り取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:スレート下に防水層、ルーフィングシートなどがある場合、それらも含有可能性有り

窯業系サイディング

アスベスト要調査建材例:窯業系サイディング 建物の外壁|施工管理ノート
建物の外壁で最も多く使われているものの一つ
アスベスト要調査建材例:窯業系サイディング 割れているサイディング外壁|施工管理ノート
陶磁器(セトモノ)の仲間なので割れる
アスベスト要調査建材例:窯業系サイディング 割れているサイディング外壁 断面の近景|施工管理ノート
断面の状態。セメント系の材質
建材情報:窯業系サイディング
  • 建材名:窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)
  • 呼称、俗称:サイディングなど
  • レベル:3
  • 特徴:板状、硬い、重め、石のように割れる
  • 主な使用部位:外壁
  • 主な用途、目的:錆びない、腐らない、高耐久
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1960~2004年)、図面など
    • 目視判別:裏面を見ることができれば、刻印の確認(Aマークや製品名など)
  • 想定される採取方法:マイナスドライバー、ケレン、ペンチなどで割り取り
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:釘を抜いて原形のまま外す。バールなどで割り取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:サイディング下に防水シートなどがある場合、それらも含有可能性有り

金属系サイディング

アスベスト要調査建材例:金属系サイディング|施工管理ノート
軽い質感で、鉄板の裏に断熱材が仕込まれている
建材情報:金属系サイディング
  • 建材名:金属系サイディング
  • 呼称、俗称:サイディングなど
  • レベル:3
  • 特徴:板状、軽い、押すとへこむ
  • 主な使用部位:外壁
  • 主な用途、目的:軽量、断熱、高耐久
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1975~1990年)、図面など
    • 目視判別:裏面を見ることができれば、刻印の確認(製品名など)
  • 想定される採取方法:コアドリルなどで貫通採取
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:釘を抜いて原形のまま外す。バールなどで剥がし取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:サイディング下に防水シートなどがある場合、それらも含有可能性有り

レベル3 部位別:天井・内壁

ケイ酸カルシウム板第1種

アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第1種(天井・無塗装)正方形や3×6の成形板|施工管理ノート
正方形や3×6の成形版
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第1種(天井・塗装)吹付塗装|施工管理ノート
塗装されている場合
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第1種(近景・断面)|施工管理ノート
断面の様子。薄い層に分断するときもある
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第1種(裏面)「無石綿」表示があっても含有可能性がある刻印例|施工管理ノート
「無石綿」表示でも、『当時の基準で無石綿』のため
無含有とは限らない
建材情報:ケイ酸カルシウム板第1種
  • 建材名:ケイ酸カルシウム板第1種
  • 呼称、俗称:ケイカル板、ケイカルなど
  • レベル:3
  • 特徴:厚4~12mm程度の板状、白色、硬い、断面に線維が見える、薄さに反して重い、塗装仕上げが多い
  • 主な使用部位:キッチン、トイレなど水回り、廊下、壁面、天井面、軒下
  • 主な用途、目的:内装、不燃、耐湿
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1960~2004年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:裏側の刻印(点検口などから覗く)製品名、メーカー名、aマークが残っている可能性あり
  • 想定される採取方法:コアドリル、回し引きなどで切り出し
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 原形のまま取り外し:通常の養生
        • 破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準
      • 切断を伴う解体:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、外部への開口、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き呼吸用保護具(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ビスなどが見えていれば分解。見えなければバールなどで突き崩し、手ばらし。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:GLボンドや接着剤が使われている場合や、塗装、壁紙、タイル仕上げなどの場合、パテなどの下地調整材を使用している場合、それらも含有可能性あり

石こうボード

アスベスト要調査建材例:石こうボード 新しい石こうボード壁の例 新品の例|施工管理ノート
新しい石こうボード壁の例
要調査箇所として、コアドリルで採取後の壁面
円形の跡がある
アスベスト要調査建材例:石こうボード 採取した石こうボード検体 円形にくりぬかれている|施工管理ノート
採取した石こうボードの検体試料
建材情報:石こうボード
  • 建材名:石こうボード、プラスターボード
  • 呼称、俗称:ボードなど
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚9~18mm程度の板状、内装壁に最も多く使われている、壁紙や塗装仕上げされていることが多い
  • 主な使用部位:建物内壁、天井
  • 主な用途、目的:内装、不燃、準不燃、下地
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1970~1986年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:裏側の刻印、製品名、メーカー名。消えているものが多く、目視では難しい
  • 想定される採取方法:コアドリル、回し引きなどで切り出し
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ビスなどが見えていれば分解。見えなければバールなどで突き崩し、手ばらし。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:GLボンドや接着剤が使われている場合や、塗装、壁紙、タイル仕上げなどの場合、パテなどの下地調整材を使用している場合、それらも含有可能性あり

化粧石こうボード

アスベスト要調査建材例:化粧石こうボード 一般的なジプトーン天井|施工管理ノート
一般的な化粧石膏ボード天井
アスベスト要調査建材例:化粧石こうボード 穴あきタイプの化粧石こうボード天井|施工管理ノート
吸音タイプの穴あき化粧石こうボード天井
アスベスト要調査建材例:化粧石こうボード 和室の木目プリント天井|施工管理ノート
テンパックと呼ばれていた木目調の化粧石こうボード天井
木質だと思っても、石こうボードの可能性がある
アスベスト要調査建材例:化粧石こうボード 和室の木目プリント天井 断面の白い石こう部|施工管理ノート
木目調の化粧石こうボード天井の断面
白い石こう部が見える
建材情報:化粧石こうボード
  • 建材名:化粧石こうボード
  • 呼称、俗称:ボード、ジプトーン、ジプトン、テンパック(木質プリント)など
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚9~12mm程度の板状、石こうボードに模様や化粧シートを貼り付けた製品
  • 主な使用部位:天井
  • 主な用途、目的:内装、不燃、準不燃、防音、吸音
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1970~1986年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:裏側の刻印、製品名、メーカー名。消えているものが多く、目視では難しい
  • 想定される採取方法:コアドリル、回し引きなどで切り出し
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ビスなどが見えていれば分解。見えなければバールなどで突き崩し、手ばらし。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:部分張替が可能な建材の場合、調査箇所に新旧の製品が混在している可能性がある。色などで判別。

岩綿吸音板(ロックウール吸音板)

アスベスト要調査建材例:岩綿吸音板 天井外観 一般的なロックウール吸音板天井|施工管理ノート
一般的な岩綿吸音板(ロックウール吸音板)の天井
アスベスト要調査建材例:岩綿吸音板 天井外観 部分張替えがされていて、新旧箇所で少し色が違う|施工管理ノート
部分張替えにより、新旧箇所で色が違う区画のある例
アスベスト要調査建材例:岩綿吸音板 新品写真 材質確認|施工管理ノート
新品の例 板状で軽量
建材情報:岩綿吸音板
  • 建材名:岩綿吸音板(がんめんきゅうおんばん)、ロックウール吸音板
  • 呼称、俗称:岩綿、ロックウール、ソーラトン、ダイロートン
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚9~12mm程度の板状、軽い、発泡スチロールのように柔らかい
  • 主な使用部位:天井
  • 主な用途、目的:内装、不燃、準不燃、防音、吸音、軽量化
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1961~1987年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:裏側の刻印、製品名、メーカー名。刻印はロット番号のみなど、判別が難しい
  • 想定される採取方法:コアドリル、回し引きなどで切り出し、ケレンなどで割り取り
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ビスなどが見えていれば分解。見えなければバールなどで突き崩し、手ばらし。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:部分張替が可能なため、調査箇所に新旧の製品が混在している可能性がある。色などで判別。

内装タイル

アスベスト要調査建材例:内装タイル タイル壁外観 新しいタイル壁の例|施工管理ノート
新しいタイル壁の例
アスベスト要調査建材例:内装タイル タイル施工中 接着剤塗布状態の例|施工管理ノート
壁面タイル施工の際の接着剤塗布状況
アスベスト要調査建材例:内装タイル 割れたタイルの状態|施工管理ノート
要調査である古いタイルの破片
アスベスト要調査建材例:内装タイル 割れたタイルの状態 近景 断面から接着剤の様子が見える|施工管理ノート
古いタイル破片 断面から当時の接着剤が見える
建材情報:内装タイル
  • 建材名:内装タイル、陶器質、施釉(せゆう)、磁器質(じきしつ)、せっ器質など
  • 呼称、俗称:タイル
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚6mm程度の板状、セトモノ、割れる
  • 主な使用部位:壁面
  • 主な用途、目的:内装、不燃、防水、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(接着剤:2004年ごろ)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:ケレン、マイナスドライバーなどで割り取り。接着剤、下地材まで採取を推奨。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ケレン、バールなどで剥がし取り。スクレーパーなどで接着剤を削り取る。または下地材ごとバールなどで撤去。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:タイルそのものより、下地材(ケイカル板、ボード、パテなど)接着剤に混入可能性が高い。

壁紙、ビニルクロス

アスベスト要調査建材例:壁紙 壁紙の貼られた天井|施工管理ノート
古い壁紙の天井
アスベスト要調査建材例:壁紙 壁紙の貼られた天井 別視点|施工管理ノート
同様に古い壁紙の天井
建材情報:壁紙、ビニルクロス
  • 建材名:壁紙、ビニルクロス
  • 呼称、俗称:クロス、ビニールクロス
  • レベル:3
  • 特徴:住宅、ビル問わず多く使われる。薄く、柔らかい。よく見ると繋ぎ目(ジョイント)がある。
  • 主な使用部位:壁面、天井
  • 主な用途、目的:内装、不燃、準不燃、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1969年~1991年ごろ)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターで切り抜く。下地ごと回し引き、コアドリルなどで抜く。接着剤、下地材まで採取を推奨。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:カッター、スクレーパーなどで剥がし取り。裏打ち紙は濡らしてスクレーパーで剥がす。または下地材ごとバールなどで撤去。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:壁紙にも含有実例があるが、壁紙そのものより、下地材(ケイカル板、ボード、パテなど)に混入可能性が高い。

木毛セメント板

アスベスト要調査建材例:木毛セメント板 体育館の天井 遠景|施工管理ノート
天井全面に木毛セメント板の施工された競技場
アスベスト要調査建材例:木毛セメント板 体育館の天井 近景|施工管理ノート
鉄骨の間に灰色の木毛セメント板が見える
アスベスト要調査建材例:木毛セメント板 ジプトーン天井の裏に木毛セメント板が見える|施工管理ノート
化粧石こうボードの天井裏に木毛セメント板のある廊下
アスベスト要調査建材例:木毛セメント板 材質確認のための近景|施工管理ノート
木毛セメント板 近景
建材情報:木毛セメント板
  • 建材名:木毛セメント板(もくもうセメントばん)
  • 呼称、俗称:木毛板
  • レベル:3
  • 特徴:インスタントラーメンのような繊維が絡み合った見た目。灰色。柔らかく、押すとへこむ。
  • 主な使用部位:ビル、体育館、天井
  • 主な用途、目的:防火、断熱、吸音、軽量
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~1990年ごろ)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターで切り抜く。マイナスドライバーなどで削り取る。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ケレン、スクレーパー、バールなどで剥がし取り。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:体育館など10メートル前後の高所にある場合もあるため。足場の検討が必要。

バーミキュライト仕上げ

アスベスト要調査建材例:バーミキュライト仕上げ 和室壁|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:バーミキュライト仕上げ 和室壁 近景 きらきら模様の砂壁|施工管理ノート
古い和室で見られるキラキラ

※ 耐火、断熱目的の吹付の場合はレベル1となります。

建材情報:バーミキュライト仕上げ
  • 建材名:バーミキュライト仕上げ、ひる石仕上げ
  • 呼称、俗称:和室壁、ぬりかべ、砂壁、ひる石、京壁(混同している場合)
  • レベル:3
  • 特徴:砂状、ぬりかべ、キラキラ
  • 主な使用部位:和室などの内壁
  • 主な用途、目的:内装、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(主に1980年代)、図面など
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:ケレンやマイナスドライバーを突き入れてこそぐ。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • ケレン、バール、スクレーパーとハンマーなどで削り取り。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:バーミキュライトは耐火、断熱目的の吹付の場合はレベル1となるため注意。

レベル3 部位別:床面

ビニル床タイル(Pタイルなど)

アスベスト要調査建材例:Pタイル Pタイル床遠景|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:Pタイル Pタイル床遠景 別パターン|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:Pタイル Pタイル床近景 経年により隙間が空いている|施工管理ノート
古いPタイルは隙間が空く傾向がある
アスベスト要調査建材例:Pタイル 施工風景 接着剤塗布 接着剤に含有可能性|施工管理ノート
接着剤塗布の様子
内装用の水性接着剤(白のり)は2004年ごろまで含有製品あり
建材情報:ビニル床タイル
  • 建材名:ビニル床タイル
  • 呼称、俗称:Pタイル、塩ビタイルなど
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚2~3mm程度の薄い板状
  • 主な使用部位:床面
  • 主な用途、目的:内装、防炎
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1957~1987年)接着材は~2004年頃、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可(古い物は痩せて隙間が空いている傾向がある)
  • 想定される採取方法:カッター入れ、ケレンやマイナスドライバー、スクレーパーなどで剥がし取り。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ケレンやマイナスドライバー、スクレーパー、バールなどで剥がし取り。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:張付け用の接着剤(白糊と呼ばれることが多い)にも含有可能性あり。

ビニル床シート(長尺シート)

アスベスト要調査建材例:ビニル床シート 遠景 マーブル調|施工管理ノート
古いビニル床シートの例
アスベスト要調査建材例:ビニル床シート 滑り止め付タイプ|施工管理ノート
滑り止めタイプ
アスベスト要調査建材例:ビニル床シート 廊下床|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ビニル床シート 接着剤塗布状態 接着剤に含有の可能性|施工管理ノート
接着剤塗布の様子
内装用の水性接着剤(白のり)は2004年ごろまで含有製品あり
建材情報:ビニル床シート
  • 建材名:ビニル床シート、長尺シート(ちょうじゃくシート)
  • 呼称、俗称:長尺、塩ビシート
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚2~3mm程度のシート、重い
  • 主な使用部位:床面
  • 主な用途、目的:内装、防炎、防水、抗菌、防汚
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1951~1990年)接着材は~2004年頃、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可(新品なら裏面に印字があるタイプがあるが、施工済みのものはほぼ不可)
  • 想定される採取方法:カッター入れ、ケレンやマイナスドライバー、スクレーパーなどで剥がし取り。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ケレンやマイナスドライバー、スクレーパー、バールなどで剥がし取り。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:張付け用の接着剤(白糊と呼ばれることが多い)にも含有可能性あり。

クッションフロア

アスベスト要調査建材例:クッションフロア 洗面室床 コルク模様|施工管理ノート
クッションフロア例
住宅の居室や水回りなどに多く施工される
アスベスト要調査建材例:クッションフロア フローリング調 古く、少し剥がれている|施工管理ノート
古いクッションフロアの例
劣化し剥がれている
アスベスト要調査建材例:クッションフロア 接着剤塗布状況 接着剤に含有の可能性|施工管理ノート
接着剤塗布の様子
内装用の水性接着剤(白のり)は2004年ごろまで含有製品あり
建材情報:クッションフロア
  • 建材名:クッションフロア
  • 呼称、俗称:CF、シーエフ
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚2mm程度のシート、軽い
  • 主な使用部位:床面
  • 主な用途、目的:内装、安価
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1951~1990年)接着材は~2004年頃、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可(新品なら裏面に印字があるタイプがあるが、施工済みのものはほぼ不可)
  • 想定される採取方法:カッター入れ、ケレンやマイナスドライバー、スクレーパーなどで剥がし取り。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ケレンやマイナスドライバー、スクレーパーなどで剥がし取り。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:張付け用の接着剤(白糊と呼ばれることが多い)にも含有可能性あり。

ビニル巾木

アスベスト要調査建材例:ビニル巾木 廊下の巾木 遠景|施工管理ノート
部屋の壁に貼り付けられたビニル幅木
アスベスト要調査建材例:ビニル巾木 部屋の角|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ビニル巾木 近景|施工管理ノート
ビニル幅木本体より、接着剤に含有している事が多い
建材情報:ビニル巾木
  • 建材名:ビニル巾木、ソフト巾木
  • 呼称、俗称:巾木
  • レベル:3
  • 特徴:主に厚2~3mm程度の巾木、柔らかい、細長い
  • 主な使用部位:床面
  • 主な用途、目的:内装、安価
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1960~1966年)接着材は~2004年頃、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可(古いものは乾いて硬い傾向がある)
  • 想定される採取方法:カッター入れ、ケレンやマイナスドライバー、スクレーパーなどで剥がし取り。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:ケレンやマイナスドライバー、スクレーパーなどで剥がし取り。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:張付け用の接着剤(白糊と呼ばれることが多い)にも含有可能性あり。

人研ぎ石

アスベスト要調査建材例:人研ぎ石 床面 公共施設玄関|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:人研ぎ石 床面 黒い大理石調|施工管理ノート
建材情報:人研ぎ石
  • 建材名:人研ぎ石(じんとぎ)
  • 呼称、俗称:人研ぎ、テラゾ、テラゾー
  • レベル:3
  • 特徴:セメントと砕石を混ぜて硬化させたのち、磨いたもの。調合時の混和剤に石綿由来の材料を使用した可能性あり。
  • 主な使用部位:床面、流し台、浴槽、階段など
  • 主な用途、目的:耐久性、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年)詳細不詳
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:ケレン、タガネとハンマーなどで削り出し。既存の破片などを回収。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:はつり、電動ブレーカー。手作業での解体は困難であると考えられる。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具使用の際は、粉じん防止のため入念な養生を行うこと。

防水層・ルーフィング、アスファルト防水類

アスベスト要調査建材例:防水層・ルーフィング、アスファルト防水類 経年劣化した屋上アスファルトルーフィング|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:防水層・ルーフィング、アスファルト防水類 経年劣化したバルコニーアスファルトルーフィング|施工管理ノート
建材情報:防水層・ルーフィング
  • 建材名:防水層・ルーフィング、アスファルト防水類
    • アスファルトルーフィング、アスファルトフェルト、溶融アスファルト、ポリウレタン断熱材など
  • 呼称、俗称:防水、ルーフィング、アスファルト防水
  • レベル:3
  • 特徴:コンクリート下地の上に、プライマー、ルーフィングを貼り付ける。
  • 主な使用部位:屋上、駐車場、外構
  • 主な用途、目的:防水
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(関連部材は~1987年ごろまで)プライマー、下地調整材など副資材は2006年まで存在した可能性。
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法
    • 表層、仕上面:カッター、ケレンで切り取り、剥がし取り。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:スクレーパ、ケレン、バールなどで剥がし取る。電動ペッカーなどで剥がし取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具使用の際は、粉じん防止のため入念な養生を行うこと。

防水層・押えコンクリート下ルーフィング

アスベスト要調査建材例:防水層・押えコンクリート下ルーフィング 屋上 緑トップコートの防水床面|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:防水層・押えコンクリート下ルーフィング 試料採取のためコアドリル穿孔作業|施工管理ノート
コア穿孔で調査を行う
アスベスト要調査建材例:防水層・押えコンクリート下ルーフィング 試料採取状態 円盤状のサンプル|施工管理ノート
穿孔した穴と回収した検体
アスベスト要調査建材例:防水層・押えコンクリート下ルーフィング コアドリル穿孔後状態 円形の穴から黒い防水層が見える|施工管理ノート
穴の奥に黒い防水層が見える
アスベスト要調査建材例:防水層・押えコンクリート下ルーフィング 防水層のcad断面図|施工管理ノート
押さえコンクリート下の防水層 断面図イメージ
建材情報:防水層、押えコンクリート下防水層
  • 建材名:防水層、押えコンクリート下防水層
  • 呼称、俗称:防水、アスファルト防水
  • レベル:3
  • 特徴:コンクリート下地の上に、プライマー、ルーフィングを貼り付ける。
    • 表層の下部、押えコンクリートの下に防水シートが施工されている。
  • 主な使用部位:屋上、トイレ、浴場など水回り
  • 主な用途、目的:防水
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(関連部材は~1991年ごろまで)プライマー、下地調整材など副資材は2006年まで存在した可能性。
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法
    • 表層、仕上面:カッター、ケレンで切り取り、剥がし取り。
    • 押さえコンクリート下:コアドリルで掘削。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:はつり、電動ブレーカー。コンクリート下のため手作業での解体は困難であると考えられる。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具使用の際は、粉じん防止のため入念な養生を行うこと。

レベル3 部位別:設備・配管

スレート配管

アスベスト要調査建材例:スレート配管 パイプスペースの扉からスレート配管が見える|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:スレート配管 天井裏スレート配管|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:スレート配管 天井裏スレート配管 エルボ|施工管理ノート
建材情報:スレート配管
  • 建材名:スレート配管
  • 呼称、俗称:スレート管、スレートパイプ、石綿管、トミジ管
  • レベル:3
  • 特徴:硬い、割れる
  • 主な使用部位:天井裏、床下、地中埋設
  • 主な用途、目的:水道設備、空調設備
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2004年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:配管に刻印された製品名、メーカー名、製造年月
  • 想定される採取方法:マイナスドライバーなどで削り取り。配管を使用している場合は割らないように注意。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:エルボから撤去、支持具を外し分解、切断。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:掘削時に、古いものが地中から出てくることもあるため注意。

ガスケット

アスベスト要調査建材例:ガスケット 個室トイレの便器を取り外し、ガスケット確認|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ガスケット 近景 粘土状、ゴム状のガスケットが見える|施工管理ノート
便器と配管の接合部に、粘土状のガスケットがある
建材情報:ガスケット
  • 建材名:ガスケット
  • 呼称、俗称:ガスケット、パッキン(混同されている場合)
  • レベル:3
  • 特徴:ゴム状、接着剤状、油状、粘土状、ベタベタ、経年で硬化しているものもある
  • 主な使用部位:便器など、設備器具と配管の接合部
  • 主な用途、目的:液体や気体の漏れ防止、耐火、防火
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年、多いのは1990年代まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:マイナスドライバー、カッターなどで削り取り。設備を復旧する場合は漏水などに注意。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法:カッター、ケレン、スクレーパーなどで削り取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:設備器具脱着の際は、給水や関連する機械が停止していることを確認。設備管理者と連携を取り、電源や機械の不意の起動による事故に注意する。

配管フランジパッキン

アスベスト要調査建材例:配管フランジパッキン 配管の接合部近景|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:配管フランジパッキン フランジパッキン近景|施工管理ノート
建材情報:配管フランジパッキン
  • 建材名:配管フランジ
  • 呼称、俗称:フランジ、パッキン
  • レベル:3
  • 特徴:ゴム状、板状、繊維状、接着剤状、経年で溶解している場合あり
  • 主な使用部位:配管同士の接合部
  • 主な用途、目的:液体や気体の漏れ防止、耐火、防火
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年、多いのは1990年代まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:配管を分解できない場合、カッターなどを差し入れてこそぐ。分解できる場合は、カッターやケレンなどで剥がし取る。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • 【原形のまま】石綿箇所に触れず、フランジの両端から切り落とし、そのまま袋詰めする。
      • 【切断を伴う】配管を分解し、露出したパッキンを剥がし、こそぐ。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:設備器具脱着の際は、給水や関連する機械が停止していることを確認。設備管理者と連携を取り、電源や機械の不意の起動による事故に注意する。

ダクトキャンバス

アスベスト要調査建材例ダクトキャンパス 機械同士を繋ぐ経年劣化したキャンバス|施工管理ノート
建材情報:ダクトキャンパス
  • 建材名:ダクトキャンバス
  • 呼称、俗称:キャンバス、じゃばら、継手、フランジ(混同している場合)、パッキン(混同している場合)
  • レベル:3
  • 特徴:硬い布状、硬いビニール状
  • 主な使用部位:ダクトの接合部、機械同士か機械とダクトの接合部
  • 主な用途、目的:振動を伴う機械やダクトの揺れを吸収するため、耐火、防火
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年、多いのは1989年頃まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターで切り抜く。ダクトを使用している場合は、施設管理者と協議し、塞ぐ手段を用意すること。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • 【原形のまま】石綿箇所に触れず、キャンバスの両端から切り落とし、そのまま袋詰めする。
      • 【切断を伴う】キャンバスの両端を切断。ダクト内部に潜り込んでいる部位や、ボルト接合部などに残ったものも取り去る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:設備器具脱着の際は、関連する機械が停止していることを確認。設備管理者と連携を取り、電源や機械の不意の起動による事故に注意する。

ダクトフランジパッキン

アスベスト要調査建材例:ダクトフランジパッキン 金属製角ダクトの接合部|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ダクトフランジパッキン 金属製角ダクトの接合部 接合部から布状のパッキンが見える|施工管理ノート
ダクトのつなぎ目から、布状のパッキンが見える
アスベスト要調査建材例:ダクトフランジパッキン ダクトの断面 赤い防錆塗装と灰色のパッキンが見える|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ダクトフランジパッキン 取り外したパッキンの近景|施工管理ノート
建材情報:ダクトフランジパッキン
  • 建材名:ダクトフランジパッキン
  • 呼称、俗称:フランジ、パッキン
  • レベル:3
  • 特徴:硬い厚紙状、硬い布状、ゴム状、接着剤状、粘土状
  • 主な使用部位:ダクトの接合部
  • 主な用途、目的:液体や気体の漏れ防止、耐火、防火
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:ダクトを分解できない場合、カッターなどを差し入れてこそぐ。分解できる場合は、カッターやスクレーパーなどで剥がし取る。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 通常の養生(破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準)
    • 保護衣
      • 原形のまま取り外し:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 切断を伴う解体:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • 【原形のまま】石綿箇所に触れず、フランジの両端から切り落とし、そのまま袋詰めする。
      • 【切断を伴う】ダクトを分解。ダクト断面に付着しているパッキンをスクレーパーなどで剥がし取る。ボルト接合部などに残ったものも取り去る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:設備器具脱着の際は、関連する機械が停止していることを確認。設備管理者と連携を取り、電源や機械の不意の起動による事故に注意する。

レベルなし:分類[石綿含有仕上塗材] 飛散性が比較的低い

外壁塗装・外壁塗材

アスベスト要調査建材例:外壁塗装・外壁塗材 ALC外壁に施工された吹付塗装|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:外壁塗装・外壁塗材 モルタル外壁に施工された吹付塗装|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:外壁塗装・外壁塗材 汚れ、劣化した吹付塗装|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:外壁塗装・外壁塗材 一部が剥離した吹付塗装|施工管理ノート
建材情報:外壁塗装・外壁塗材
  • 建材名:外壁塗装・外壁塗材
  • 呼称、俗称:塗装、フィラー、吹き付け、パターン
  • レベル:なし(石綿含有仕上塗材)
  • 特徴:塗膜、凹凸模様、パターン模様
  • 主な使用部位:建物外壁
  • 主な用途、目的:建物の劣化防止、漏水防止、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年、多いのは1970年~1999年頃まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターなどで切れ込みを入れ、ケレン、スクレーパーとハンマーなどで削り取る。下塗り材、パテまで採取を推奨。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 電動工具を使わない:通常の養生
        • 破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準
      • 電動工具を使う:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、外部への開口、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
    • 保護衣
      • 電動工具を使わない:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 電動工具を使う:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • スクレーパーとハンマーなどで削り取り。または電動工具を用いた撤去。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具を使用する場合は法令により、養生は隔離養生(負圧不要)、保護具は電動ファン付きが必要。

内装塗材・内装塗装

アスベスト要調査建材例:内壁塗装・内壁塗材 廊下に施工された光沢のある塗装壁|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:内壁塗装・内壁塗材 階段に施工された光沢のある吹付塗装壁|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:内壁塗装・内壁塗材 廊下に施工された光沢のある塗装壁 別パターン|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:内壁塗装・内壁塗材 階段に施工された光沢のある吹付塗装壁 別パターン|施工管理ノート
建材情報:内装塗装・内装塗材
  • 建材名:内装塗装・内装塗材
  • 呼称、俗称:塗装、吹き付け、パターン
  • レベル:なし(石綿含有仕上塗材)
  • 特徴:塗膜、凹凸模様、パターン模様
  • 主な使用部位:内壁、天井
  • 主な用途、目的:内装、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年、詳細不詳)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターなどで切れ込みを入れ、ケレン、スクレーパーとハンマーなどで削り取る。下塗り材、パテまで採取を推奨。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 電動工具を使わない:通常の養生
        • 破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準
      • 電動工具を使う:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、外部への開口、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
    • 保護衣
      • 電動工具を使わない:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 電動工具を使う:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • スクレーパーとハンマーなどで削り取り。電動工具を用いた撤去。剥離剤を塗布してスクレーパーなどで削り取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具を使用する場合は法令により、養生は隔離養生(負圧不要)、保護具は電動ファン付きが必要。下地材(ケイカル板、ボード、パテなど)にも混入可能性を考慮すること。

リシン吹付

アスベスト要調査建材例:リシン吹付 バルコニー軒下に塗装されたリシン吹付|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:リシン吹付 コンクリート階段裏に塗装されたリシン吹付|施工管理ノート
建材情報:リシン吹付
  • 建材名:リシン吹付
  • 呼称、俗称:塗装、吹き付け、パターン
  • レベル:なし(石綿含有仕上塗材)
  • 特徴:塗膜、凹凸模様、パターン模様
  • 主な使用部位:外壁、軒下
  • 主な用途、目的:建物の劣化防止、漏水防止、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1970年~1993年頃までに多い)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターなどで切れ込みを入れ、ケレン、スクレーパーとハンマーなどで削り取る。下塗り材、パテまで採取を推奨。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 電動工具を使わない:通常の養生
        • 破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準
      • 電動工具を使う:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、外部への開口、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
    • 保護衣
      • 電動工具を使わない:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 電動工具を使う:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • スクレーパーとハンマーなどで削り取り。電動工具を用いた撤去。剥離剤を塗布してスクレーパーなどで削り取る。
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具を使用する場合は法令により、養生は隔離養生(負圧不要)、保護具は電動ファン付きが必要。下地材(ケイカル板、ボード、パテなど)にも混入可能性を考慮すること。

ゾラコート

アスベスト要調査建材例:ゾラコート 内壁に施工されたゾラコート壁|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ゾラコート 劣化、剥離しているゾラコート壁|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ゾラコート 近景|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ゾラコート 近景 一部が剥離している|施工管理ノート
建材情報:ゾラコート
  • 建材名:ゾラコート
  • 呼称、俗称:塗装、吹き付け
  • レベル:なし(石綿含有仕上塗材)
  • 特徴:塗膜、モザイク様の色模様
  • 主な使用部位:内壁、天井
  • 主な用途、目的:内装、景観
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1970年~1999年頃までに多い)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:不可
  • 想定される採取方法:カッターなどで切れ込みを入れ、ケレン、スクレーパーとハンマーなどで削り取る。下塗り材、パテまで採取を推奨
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 電動工具を使わない:通常の養生
        • 破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準
      • 電動工具を使う:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、外部への開口、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
    • 保護衣
      • 電動工具を使わない:保護衣または作業衣、取替え式防じんマスク(RS2 又はRL2)
      • 電動工具を使う:フード付き保護衣(JIS T 8115)、防じんマスク(RS3及びRL3)および電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • スクレーパーとハンマーなどで削り取り。電動工具を用いた撤去。剥離剤を塗布してスクレーパーなどで削り取る
    • 産廃管理、分類:石綿含有廃棄物
      • フレコンバッグ、十分な強度を有するプラスチック袋梱包
  • その他注意点:電動工具を使用する場合は法令により、養生は隔離養生(負圧不要)、保護具は電動ファン付きが必要。下地材(ケイカル板、ボード、パテなど)にも混入可能性を考慮すること

レベル2:分類[石綿含有保温材等] 飛散性が高い

配管保温材

アスベスト要調査建材例:配管保温材 パイプスペースから見える灰色の配管保温材|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:配管保温材 地下室に密集した配管|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:配管保温材 銀色の外装が巻かれた角ダクト|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:配管保温材 機械室に密集した配管類。エルボ部分に保温材が確認できる|施工管理ノート
建材情報:配管保温材
  • 建材名:配管保温材
  • 呼称、俗称:保温材など
  • レベル:2
  • 特徴:配管、エルボに巻かれ、被服している。
  • 主な使用部位:機械室、パイプスペース、天井内、床下など
  • 主な用途、目的:保温、耐火被覆、断熱、結露防止
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~1980年頃まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:外装をめくり、白、灰色、茶褐色などであり、グラスウールではない質感(飛散、暴露に注意
  • 想定される採取方法:カッターなどで切り抜く、削り取る。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 非石綿部での切断:通常の養生
        • 破れない、飛散しない、外部に漏出させない、破片を散らさない水準
      • 原形のまま取り外し:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、開口部、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
      • 切断を伴う解体:負圧隔離養生
        • 壁面0.08mm以上、床面0.15mm以上の2重養生、排風機による負圧、セキュリティゾーン
    • 保護衣
      • フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • カッター、スクレーパーなどで剥がし取る
    • 産廃管理、分類廃石綿等
      • 厚0.15mm以上の専用黄色袋(1重目)、透明袋(2重目)の2重袋詰め
  • その他注意点:配管の直線部分には無くても、エルボ部分に含有していることもある

ケイ酸カルシウム板第2種

アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 外した板の全体像|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 触れた手袋が粉で白くなっている|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 厚み確認のため立てて置いた様子|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 厚み確認のため立てて置いた様子 近景|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 厚み確認 スケールを当て厚50mmの確認|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 近景 白い粉 繊維状の断面|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 コンクリート壁の配管貫通部に設置されている様子 劣化し、砕けている|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:ケイ酸カルシウム板第2種 鉄骨耐火被覆のために取り付けられている|施工管理ノート
建材情報:ケイ酸カルシウム板第2種
  • 建材名:ケイ酸カルシウム板第2種
  • 呼称、俗称:ケイカル
  • レベル:2
  • 特徴:白色。厚みがあるが軽い。同じ大きさの材木くらいの重さ。脆い。触ると白い粉が付く。
  • 主な使用部位:機械室、パイプスペース、上下階の貫通部、界壁の貫通部
  • 主な用途、目的:貫通部の耐火壁、鉄骨の耐火被覆
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(1963年~1993年頃まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:厚みのある白い板。
  • 想定される採取方法:マイナスドライバーなどで削り取る。既存の破片などを回収。
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 原形のまま取り外し:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、開口部、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
      • 切断を伴う解体:負圧隔離養生
        • 壁面0.08mm以上、床面0.15mm以上の2重養生、排風機による負圧、セキュリティゾーン
    • 保護衣
      • フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • ボルトなどを抜いて撤去。固定されている場合はバールなどで折り取る
    • 産廃管理、分類廃石綿等
      • :厚0.15mm以上の専用黄色袋(1重目)、透明袋(2重目)の2重袋詰め
  • その他注意点:薄く硬い、内装材として使われているものはケイ酸カルシウム板第1種(レベル3)である

屋根用折板裏石綿断熱材

アスベスト要調査建材例:屋根用折板裏石綿断熱材 バルコニー軒下の断熱材|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:屋根用折板裏石綿断熱材 近景|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:屋根用折板裏石綿断熱材 近景 灰色の断熱材が確認できる|施工管理ノート
建材情報:屋根用折板裏石綿断熱材
  • 建材名:屋根用折板裏石綿断熱材
  • 呼称、俗称:せっぱん、など
  • レベル:2
  • 特徴:フェルト状、金属製の折板屋根裏に張り付いているシート状、スポンジ状、白色~灰色
  • 主な使用部位:折板屋根の軒下
  • 主な用途、目的:断熱、結露防止
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~1989年頃まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:なし
  • 想定される採取方法:カッターナイフなどで切り取る。剥がす
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 剥がさずに屋根ごと取外し:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、開口部、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
      • 切断を伴う解体:負圧隔離養生
        • 壁面0.08mm以上、床面0.15mm以上の2重養生、排風機による負圧、セキュリティゾーン
    • 保護衣
      • フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • 断熱材を付けたまま石綿部に触れずに屋根ごと撤去
      • ケレン、スクレーパーなどで剥がしとる。(負圧隔離養生)
    • 産廃管理、分類:廃石綿等
      • 厚0.15mm以上の専用黄色袋(1重目)、透明袋(2重目)の2重袋詰め
  • その他注意点:薄く硬い方、内装材として使われているものはケイ酸カルシウム板第1種(レベル3)である

防音材・断熱材

アスベスト要調査建材例:防音材・断熱材 壁に取り付けられたGCボードタイプ防音材|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:防音材・断熱材 壁に取り付けられたGCボードタイプ防音材 破けており、灰色の充填剤が見える|施工管理ノート
建材情報:防音材・断熱材
  • 建材名:防音材・断熱材
  • 呼称、俗称:防音ボード、防音パネル、GCボードなど
  • レベル:2
  • 特徴:ロックウールなどの材料が被覆され、ピン止めしている
  • 主な使用部位:地下室、機械室の壁面、天井面、大型機械の内面
  • 主な用途、目的:断熱、防音、耐火
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(~2006年、詳細不詳、多いのは1990年頃まで)、図面や残存資料によるメーカー名、製品名
    • 目視判別:なし
  • 想定される採取方法:カッターナイフなどで切り取る。剥がす
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 原形のまま取り外し:隔離養生(負圧不要)
        • 窓、建具、隙間、開口部、貫通部の目張り、出入口のシート養生、床面などの養生
      • 切断を伴う解体:負圧隔離養生
        • 壁面0.08mm以上、床面0.15mm以上の2重養生、排風機による負圧、セキュリティゾーン
    • 保護衣
      • フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • ピンを抜いて原形のまま取り外す。
      • ケレン、バールなどで剥がしとる。(負圧隔離養生)
    • 産廃管理、分類:廃石綿等
      • 厚0.15mm以上の専用黄色袋(1重目)、透明袋(2重目)の2重袋詰め
  • その他注意点:付近の空調機械などが動作し続けていると、粉じんを拡散する可能性がある

レベル1:分類[石綿含有吹付け材] 飛散性が著しく高い

吹付け石綿・吹付けロックウール

アスベスト要調査建材例:吹付け石綿・吹付けロックウール 鉄骨と折板裏に吹き付けられた灰色の耐火被覆|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:吹付け石綿・吹付けロックウール 天井裏の鉄骨に吹き付けられた灰色の耐火被覆|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:吹付け石綿・吹付けロックウール 天井裏の折板裏に吹き付けられた灰色の耐火被覆|施工管理ノート
アスベスト要調査建材例:吹付け石綿・吹付けロックウール 劣化し剥離、天井裏にこぼれ落ちている状態|施工管理ノート
建材情報:吹付け石綿・吹付けロックウール
  • 建材名:吹付け石綿・吹付けロックウール
  • 呼称、俗称:吹付けなど
  • レベル:1
  • 特徴:鉄骨などに吹き付けている
  • 主な使用部位:鉄骨、鋼材、折板屋根など
  • 主な用途、目的:耐火被覆
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(吹付け石綿:1956年~1975年 吹付けロックウール:1961年~1987年)
      • 総じて1990年頃まで
      • 図面や残存資料によるメーカー名、製品名などで判別
    • 目視判別:なし
  • 想定される採取方法:カッターナイフなどで切り取る。剥がす。剥離、落下している物を回収。(ゴミと混同しないように注意)
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 切断を伴う解体:負圧隔離養生
        • 壁面0.08mm以上、床面0.15mm以上の2重養生、排風機による負圧、セキュリティゾーン
    • 保護衣
      • フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • ケレン、バールなどで剥がしとる
    • 産廃管理、分類:廃石綿等
      • 厚0.15mm以上の専用黄色袋(1重目)、透明袋(2重目)の2重袋詰め
  • その他注意点:十分な周囲湿潤化と薬液噴霧、浸透による固化、硬化処理が必要

吹付けバーミキュライト・吹付けパーライト

アスベスト要調査建材例:|吹付けバーミキュライト・吹付けパーライト コンクリート軒下に吹き付けられた灰色の被覆|施工管理ノート
建材情報:吹付けバーミキュライト・吹付けパーライト
  • 建材名:吹付けバーミキュライト・吹付けパーライト
  • 呼称、俗称:吹付けなど
  • レベル:1
  • 特徴:比較的柔らかい事が多い、白~灰色、経年劣化で脆くなり触れると剥落する
  • 主な使用部位:天井、階段裏
  • 主な用途、目的:断熱・吸音・結露防止
  • 判別方法
    • 書面調査:製造時期(吹付けバーミキュライト:~1988年 吹付けパーライト:~1989年)
      • 総じて1990年頃まで
      • 図面や残存資料によるメーカー名、製品名などで判別
    • 目視判別:なし
  • 想定される採取方法:マイナスドライバー、ケレンなどで削り取る。剥がす
  • 想定される撤去方法
    • 養生方法
      • 切断を伴う解体:負圧隔離養生
        • 壁面0.08mm以上、床面0.15mm以上の2重養生、排風機による負圧、セキュリティゾーン
    • 保護衣
      • フード付き保護衣(JIS T 8115)、電動ファン付き(PL3又はPS3)
    • 撤去方法
      • ケレンなどで剥がしとる
    • 産廃管理、分類:廃石綿等
      • 厚0.15mm以上の専用黄色袋(1重目)、透明袋(2重目)の2重袋詰め
  • その他注意点:十分な周囲湿潤化と薬液噴霧、浸透による固化、硬化処理が必要

まとめ:この記事の概要

アスベスト含有建材の判別は、外観や書面調査だけで完結しません。
公的資料に記載のない建材であっても、製造年代・使用部位・性状から含有の可能性を疑うべきケースは実務上多く存在します。

疑わしい建材は「みなし含有」として扱うか、採取・分析調査で確認してください。
費用とリスクのバランスは現場ごとに判断が必要ですが、「調査不要と判断した箇所から含有が発覚した」という事例は実際に起きています。

この記事の建材情報は参考として活用し、最終的な判断は有資格の調査者が現場の状況に基づいて行ってください。

参考資料とガイドライン

アスベスト関連の記事は、以下の参考資料に基づいて作成しています。

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